なごや色さんぽ#20【名鉄ブルー&名鉄グリーン】

2019年05月16日 カラーコラム「なごや色さんぽ」

カラーデザインマスターによるカラーコラム「なごや色さんぽ」
第20回は、東海地方の「赤い電車」、名鉄(なごや色さんぽ第2回に登場!)のロゴマークに関する話です。

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【名鉄ブルー&名鉄グリーン】
1921年(大正10年)に設立された名古屋鉄道株式会社(通称:名鉄)は、名古屋を中心に岐阜、犬山、常滑、豊橋方面の四方に路線が広がり、その営業キロ数は444.2㎞で、全国で第3位となっています。

そんな名鉄の現在のロゴマークは、1992年に、コーポレートカラー(企業特有のシンボルカラー)と同時に採用されました。
コーポレートカラーは、人や地球への優しさを表す「名鉄ブルー」と、知的さ、信頼性を表す「名鉄グリーン」の2色です。

ロゴマークの頭文字のMはMEITETSUウイング(翼)と呼ばれ、地域とともに成長する名鉄の姿、そして大きく羽ばたく姿が表現されています。

近年の名鉄は、中部国際空港の開港の際に路線を広げ、空港まで電車での乗り入れを可能にして、空港への利便性向上に貢献しています。

また、2019年度設備投資計画の1つとして、防犯カメラや無料Wi-Fiサービスを搭載した車両を新造すると発表、
更に、2027年に開業予定のリニア中央新幹線に備え、名古屋駅にある名鉄本社ビル、名鉄百貨店(グループ会社の1つ)などを再開発する事も決定されています。

ロゴマークに込められている願い通り、MEITETSUは地域とともに成長する姿そのものだといえます。今後も、名鉄から目が離せません。

by カラーデザインマスター 足立恵