【 色で気分転換 ♪ カラーデザインで暮らしを彩る〈vo.3〉】
2020年05月11日 ICDカラーコラム
[色・音・香りの最強ヒーリングツール]
今まで経験したことのない「STAY HOME」の大型連休が明けて、すっかり日常が戻ってきたはずなのに。。。曜日の感覚が、なんだか危うくなってきた…と感じる今日この頃です。
これまで、毎週末ごとに東京を脱出していた私の場合、日曜の夕方は必ずと言っていいほど、東京に戻る車や電車の中に居ました。しかしこの2ヵ月間というもの、自宅の台所で、煮込み系のお料理を作る生活に。まさに180度の変化で、逆立ちで歩いているような気分です(笑)
「これはまずい。できるだけ手軽に、気軽に、コストもかけず、日々のストレス軽減をしなきゃ」と考え、最近始めたことは2つ。
① 朝仕事を始める時や午後の休憩時に、身体に響くきれいな音(その時の気分でいろいろ)を聴く
② 夜おふろに入る時に、その時の気分に応じた入浴剤(バスソルト)を使い分ける
なぜ「音」と「色」が関係あるのかと申しますと、人類で最初に、実験室の中で人工の虹(スペクトル)を作ることに成功したアイザック・ニュートンは、当時のイギリスで5色(紫・青・緑・黄・赤)とされていた虹の色を7色と定義し、それを音階と対応させたからです。
詳しく説明しようとすると、少々難しくなってしまうのですが。。ドリア旋法ではミとファの間、シとドの間がそれぞれ半音であるため、それを、色の波長と対応させるために、紫と青の間に藍、黄と赤の間に橙を入れたというわけです。
虹の色を「七色」とする考え方は、ニュートンが色の波長と音階を結び付けたことから始まっています。
赤と紫の間に位置する音は D[レ]
紫と藍の間に位置する音は E[ミ]
藍と青の間に F[ファ]、青と緑の間に G[ソ]、緑と黄の間に A[ラ]、黄と橙の間に B[シ]、橙と赤の間に C[ド]というのが、ニュートンの著書『光学』の中にも記されています。
大きくシンプルに考えれば、色も音も波動であり、波長であり、エネルギーです。心地よい音を聴くことと、心地よい色を観ることは、よく似た行為なのかもしれませんね。
写真のバスソルトは、イタリア・シチリア島の「ORTIGIA」というメーカーのものです。今の状況では当面難しくなってしまいましたが、コロナ前は年に1、2度直接オーダーして、送ってもらっていました。シチリア島の自然がギュッと凝縮されたような香りと、その香りを表現するパッケージデザインの色がステキです。
もういつの頃だったか、どんな商品の広告だったかをすっかり忘れてしまったのですが【色・音・香りは古代文明が繁栄していた頃から、人々を癒すために使われてきました】という広告がありました。今こそ、この三種の神器を使って、コストをかけずお手軽に、楽しく、心地よく暮らしてみませんか?
国際カラーデザイン協会 桜井輝子
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